譜面台ラックの選び方と後付け時の注意点
こんにちは、しゅうこです!
前回は、自宅練習やレッスンでの相棒となる「譜面台」の種類や特徴、失敗しない選び方についてご紹介しました。
快適な練習環境を作るために欠かせない譜面台ですが、実はさらに練習をスムーズにしてくれる「後付けアイテム」があるのをご存知ですか?
今回は、譜面台にセットして使う「譜面台ラック」の魅力と、私がやらかしてしまった大誤算の失敗談、そして力技で解決したDIY挽回策についてお話しします!
「これから譜面台周りを充実させたい!」と思っている方は、私と同じ罠にハマらないよう、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。
※当ページのリンクには広告が含まれています
目次
譜面台ラックとは?練習が劇的に快適になる便利アイテム
譜面台ラックとは、チューナーやメトロノーム、筆記用具など、練習やレッスン中に使う小物類を置いておける便利な棚(トレー)のことです。
私は自宅でエアロフォンを練習するとき、テンポ確認用のメトロノームと、楽譜に注意書きを書き込むための鉛筆をいつも手元に置いておきたいので、ラックが大活躍しています。
特にオンラインレッスンを受けるときは、鉛筆がさっと取れて、ページめくりの邪魔にならない場所にキープできるのは重要です。
一番ポピュラーなのは、ヤマハの譜面台ラック(MS-RKDXやMS-RKⅡ)だと思います。
私も最初は、CAHAYAの譜面台に「ヤマハ 譜面台ラック MS-RKDX」を取り付けて使っていました。
このヤマハのラックもすごく使いやすいのですが、レッスンで通っている島村楽器の教室に、最初からラックが付いている「マンハセットの譜面台」があります。そこでの鉛筆の置きやすさ、取り出しやすさがものすごく快適でした。
「自宅の譜面台も、あのマンハセット仕様に近づけたい!」と思い、色々と調べてみたら、手持ちの譜面台に後付けできる「マンハセット アクセサリー・シェルフ M1100」という商品を発見しました。
「私が求めていたのはまさにこれ!!」とテンションが上がり、早速購入したのですが…まさかの大誤算が待ち受けていました。
今回は、私がやらかした失敗の様子を詳しくレビューしつつ、みなさんが後付けラックを買うときの重要な注意点としてシェアしたいと思います。
大誤算!ページストッパーがあると装着できない罠
届いたマンハセットのアクセサリーシェルフは、プラスチック製ながら非常にしっかりとした作りです。譜面台のふちを挟み込むクリップ部分も、滑り止めが効いていてかなりクオリティが高い製品でした。
シェルフの横幅は、私が持っているCAHAYAの譜面台の幅とほぼ同じ。「よし、サイズもぴったり!」と装着しようとした瞬間、とんでもないことに気づきました。
なんと、譜面台についている「ページストッパー(楽譜を押さえる針金)」の根元の突起パーツを計算に入れるのを、完全に忘れていました。
盲点だった「ページストッパー」と「奥行き」のサイズ感
ガッチリ固定するタイプの長いシェルフなので、譜面台のふち全体に下から滑り込ませてセットする構造なのですが、ページストッパーの取り付け金具が邪魔をしてしまい、どうしても奥まで差し込むことができません。
諦めきれずに譜面台のさらに下にテープで無理やり固定する作戦も試みましたが、ストッパーの金具が干渉するせいでシェルフ全体が奥側に引っ込んでしまい、肝心の鉛筆がものすごく取りづらくなってしまいました。
さらに、もう一つの誤算が「奥行き」です。この外付けシェルフの奥行きは「4.5cm」しかありません。ヤマハのメトロノームは奥行きが「7.5cm」あるため、乗せるとはみ出してしまい、簡単に落ちてしまう状況に…。
もともとスタジオ等にあるラック一体型のマンハセット譜面台(M50)はラックの奥行きが6cmあるので、この単体シェルフも勝手に同じ6cmだと思い込んでいたのが失敗の原因でした。
せっかく買ったのにこのまま使えないのは悲しすぎる……。でも、「メトロノームはヤマハのラックに置きたいけれど、鉛筆は取り出しやすいマンハセットのシェルフに置きたい!」という理想はどうしても諦められませんでした。
そこで悩んだ末に、「入らないなら、干渉しないサイズに切断して、両方同時に取り付けたらいいのでは!?」という、大胆なDIY挽回作戦を思いつきました。
\ 記事で登場したマンハセットのアクセサリーシェルフ /
無いなら切ろう!譜面台ラックを自作(DIY)してみた
というわけで、マンハセットの新品の頑丈なプラスチック製シェルフを、自分の譜面台に合わせてノコギリでカットすることにしました!
- ※この加工はメーカー推奨外の完全な自己責任で行っています。真似される際はケガ等に十分ご注意くださいね。
DIYに使用した物品(すべて100均で調達!)
頑丈なプラスチックをきれいに切断し、断面をなめらかにするために、100円ショップ(キャンドゥ)に行って以下の工具を揃えてきました。
- 金切鋸(金属・硬質プラスチック用ノコギリ)
- ダイヤモンドヤスリ(切断面のバリ取り用)
寸法測定から切断・仕上げまでの手順
まずはしっかりと使える寸法を測ります。ヤマハのラックを譜面台の右側に寄せた状態で固定し、左側の余ったスペースを測定したところ、マンハセットのシェルフを設置できる長さは「20cm弱」だと判明しました。
普通のカッターを使ってプラスチックの表面に薄くカット用のガイド線を引き、その上から位置がズレないように養生テープを貼って目印にします。
準備ができたら、金切鋸を使って慎重に切断していきます。
硬いプラスチックを切ると細かい削り粉が大量に飛び散るので、作業するときは下にしっかりと新聞紙やゴミ袋を敷いておくのがコツです。また、鋸を引くときに本体がグラグラ動くと危ないので、シェルフの右端をしっかり固定して切るのがおすすめです。
真っ直ぐ切るのが予想以上に難しく、予定より5mmほど斜めにズレてしまいましたが、ヤスリで断面を削って整えたら、見た目はまったく気にならないレベルに仕上がりました。
ついに完成!2つのラックのいいとこ取りシステム
切断したショート版のマンハセット・シェルフを譜面台の左側へ、そして元々持っていたヤマハのラックを右側へと同時にセットしてみました。
結果は……最高のフィッティング!
実は、ヤマハの譜面台ラックはクリップ部分が少し緩めで、使っているうちに動いてしまうのが小さなストレスでした。しかし、このマンハセットのシェルフは挟み込む力が非常に強いため、全くズレません。
左側に鉛筆置き場を確保できたおかげで、メモ書きが非常にスムーズになりました。そして右側のヤマハのトレーには、メトロノームを置くことができます。
大失敗から始まった計画でしたが、結果としてそれぞれの製品の「いいとこ取り」をした、最強のハイブリッド譜面台ラックが完成しました。
\ 定番で使いやすいヤマハの譜面台ラック /
まとめ
事前のサイズ検討や干渉チェックが不十分で、一時はどうなることかと思いましたが、DIYによって最終的には120%大満足の練習環境を手に入れることができました。
今回の教訓は、ページストッパーがあるタイプの譜面台には、ふち全体を挟み込むような長い後付けラックはそのまま装着できないということです。
ネットで「譜面台ラック」と検索しても、ほとんどヤマハの製品しかヒットしない理由が、今回の失敗でよく分かりました……!どんな譜面台のストッパーにも干渉せず万能に使えますからね。
とはいえ、マンハセットのアクセサリーシェルフの質感や固定力の高さは本当に素晴らしいです。「これのハーフサイズ(20cm版)が公式から売られたら絶対ヒットするのに!」と思わずにはいられません(笑)。
ちなみに、譜面台の「支柱(ポール)」の部分に固定するタイプの小物入れトレーも市販されています。そちらを選べばページストッパーとの干渉を完全に回避できるので、これから購入を考えている方はぜひ選択肢に入れてみてください。
シェルフの切断加工を試される場合は、くれぐれもケガのないよう自己責任で作業を行ってください。
加工後の商品について、メーカーや販売店様へのクレーム・返品等のご連絡は絶対におやめくださいね。
譜面台ラックを選ぶときは、手持ちの譜面台のサイズやストッパーの位置をチェックして、私のようなうっかりミスを回避してください!