エアロフォンのアンブシュア改善方法 梅干しと息もれを整えるコツ
こんにちは、しゅうこです。
よりよいアンブシュアを目指して、日々研究・奮闘中です。
エアロフォンを練習していると、下あごに「梅干し」ができたり、マウスピースの隙間から息がもれたりと、アンブシュアの悩みはつきませんよね。
口の周りの筋肉は普段あまり意識して使わないので、正しいくわえ方を知っているだけではなかなか身につかないものです。
この記事は、管楽器未経験からエアロフォンを始めた私のアンブシュア体験談(Part1)の続編です。「梅干し」克服期と息もれ改善期に、実際に試した具体的な方法を紹介します。
初心者の体験談なので間違いもあるかもしれませんが、同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。まずは目次から、気になるところを読んでみてくださいね。
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目次
前回(Part1)のおさらい
はじめに、前回の記事の流れを簡単に振り返っておきますね。
Part1では、2022年6月から現在までのアンブシュアの変遷を、時期ごとにまとめました。
- くちびる噛み期:0〜8か月
- 梅干し期:8〜12か月
- 梅干し克服期:12〜18か月 + 息もれ改善期:12〜現在(現在進行形)
- シンリップ再挑戦期:24〜現在(現在進行形)
今回は、この中の梅干し克服期・息もれ改善期に行ってきた具体的な方法を紹介します。
目標とするアンブシュアのポイント
まず、私が目指しているアンブシュアの形を確認しておきましょう。
Part1と重複しますが、初心者が試行錯誤しながらたどり着いた、目標とするアンブシュアのポイントです。
- 下唇を巻き込む方法(シンリップ)で吹いている人が多い
- 下唇を巻き込まない方法(ファットリップ)でもよい
- 下あごに梅干しは作らない方がよいとされることが多い
- 口の形は「イ→ウ」の中間くらいで、唇の上下左右からマウスピースを包み込む
- 上の歯の位置はマウスピースの先端から1cmくらい
下あごに梅干しができる理由
そもそも、なぜ下あごに梅干しができてしまうのか。仕組みから整理してみます。
マウスピースをくわえる際は、唇の上下左右(全方向)からマウスピースを包み込みます(輪ゴムのイメージ)。これは唇の周りにある口輪筋(こうりんきん)の役割です。
しかし、上下方向の力が強すぎると、下あごに梅干しができてしまいます。たとえば、口の形が「イ」や「ウ」のときは下あごに梅干しはできません。ところが「ン」と口を閉じて力を入れると、下あごに梅干しができます。
これは、下唇を上に上げる(閉じる)働きをするオトガイ筋に力が入りすぎてしまうことが原因です。
なぜオトガイ筋に力が入りすぎてしまうのかというと、左右から締める筋力が弱いからです。普段私たちは唇を上下に動かすことには慣れていますが、左右から締める力はあまり使いません。
アンブシュアでは、マウスピースを全方向から包み込まないと隙間から息がもれます。
左右から締める力が弱いために上下方向の力に頼ってしまうと梅干しができ、さらにひどくなると下唇を噛むという悪循環に陥ります。
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梅干しを克服した練習方法
ここからは、左右から締める筋力を育てるために試した方法を紹介します。
マウスピースを左右から締める筋肉は、今まで使ったことのない筋肉なので、育てるのに時間がかかります。
私はシンリップ(下唇を巻き込む方法)はまだうまくできないため、ファットリップで試行錯誤した方法をいくつか紹介します。いろいろ試すうちに、左右から締める筋肉が徐々に養われていきました。
- 鏡を見ながら練習する
- 口の形を決めてから吹く
- 軽い「ウ」を意識して、おちょぼ口にしない
- 「ア→エ→ユ」で口の形を作る
鏡を見ながら練習する
梅干しと戦うことを決めて以降、必ず鏡を見ながら練習しています。練習頻度は週に3回程度、1回30〜40分くらいのことが多いです。
譜面台の横に同じくらいの高さの台(机などでも可)を用意し、そこに手鏡を置いて常に口元をチェックしています。
口の形を決めてから吹く
鏡を見ながら、梅干しをつくらないようにマウスピースをくわえ、その状態で吹き始めます。まずはロングトーンから始めました。
途中で梅干しができたら再度くわえなおす、という方法で、オトガイ筋に力を入れすぎないよう注意しました。
ただし、梅干しありで吹く時間もかなり許容しました。そうしないと練習が全く進まず辛くなるだけなので、少しずつ改善できればいいというスタンスでやっていました。
最初はごく短い時間しかできませんでしたが、徐々に梅干しなしの時間が増えていきました。
半年ほどかかりましたが、現在はほとんど梅干しをつくることなく演奏できるようになっています。それでも疲れると梅干しはできてしまうので、今も鏡を見ながら練習しています。
目指すのは軽い「ウ」で、おちょぼ口にしない
口輪筋を鍛えるため、「ウ」→「イ」→「ウ」→「イ」と口を動かす訓練もやってみました。実は、強い「ウ」よりも軽い「ウ」をキープする方が口の周りの筋肉がピクピクと疲れます。これが育てるべき筋肉です。
実際にマウスピースをくわえる時も、「ウ」を強くしすぎるとおちょぼ口になり、歯の位置が不安定になります。
全体にぎゅっと力を入れるのではなく、程よい緊張感の締め付け具合を目指しています。
「ア→エ→ユ」で包み込む口の形を作る
サックスプレイヤーの荒川マナさんの動画で紹介されていた方法です。「ア」でマウスピースを前歯にあて、「エ」で下あごの力を抜き、「ユ」で包み込みます。
「イ」と「ウ」の中間というイメージよりも分かりやすく、意識して練習しました。
マウスピースを全方向から包み込みつつ、「エ」で口角を少し上げるイメージがプラスされており、なるほど!と思いました。
荒川マナさんのYouTube動画はこちらからご覧ください。
私の場合、口角を上げる意識が強すぎると左右方向の力が緩んで息もれが増えるので、加減が難しいです。
息もれを減らすために試したこと
続いて、息もれが気になっていた時期に効果を感じた工夫を紹介します。
口の形や歯並びは人それぞれなので当てはまらない場合もあると思いますが、気づいたことをまとめます。
- 下あごの引きすぎに注意する
- ストラップを短めにして本体の角度を上げる
下あごを引きすぎない
下あごを引くと梅干しはできにくくなります。しかし梅干しを気にするあまり、徐々に下あごを引きすぎる癖がついてしまいました。
「くちびるの下に凹みができるといい」という情報を目にしていたことも、引きすぎる原因になっていました。
結果として、下あごの引きすぎが息もれを増やす原因になっていました。下あごを引く意識を少し和らげると、息もれが減りました。
姿勢のクセは息もれだけでなく、腕や肩の疲れにもつながります。気になる方は構え方全体も見直してみてください。
ストラップを短くして本体の角度を上げる
エアロフォンを構える角度を下げすぎると、息もれが増える原因になりました。
頭のてっぺんが吊られるような感じでまっすぐ前を見て、顔は動かさずにマウスピースを口元に持ってくるイメージです。
私の場合、ストラップを少し短くして、前歯がしっかりマウスピースにあたるようにすると息もれが減りました。前歯で噛むわけではないので力加減が難しいですが、前歯でエアロフォンをしっかり支えるイメージです。
首や肩への負担が気になる方は、ストラップ選びも見直してみてくださいね。
\ 肩がラクになるストラップ /
まとめ
一番肝となるのは、やはりマウスピースを左右方向から締める筋力だと感じています。
梅干し克服期と息もれ改善期は重なっており、効果を実感するのにかなり時間がかかりましたが、コツコツと地道に続けることの大切さを再認識しました。
- 梅干しは上下方向の力への頼りすぎが原因。左右から締める筋力を育てる
- 鏡で口元を常に確認しながら練習する
- 「ア→エ→ユ」の口の動きが、全方向で包み込む感覚をつかむヒントになる
- 下あごを引きすぎると息もれが増えることがある
- ストラップを短くして本体の角度を上げると、息もれが改善することがある
人それぞれ口の形や筋肉、歯並びなどが違うので、今回の内容が全く当てはまらないという方もいるかもしれません。個人の体験談ですので、間違いもあると思いますが、何卒ご容赦くださいね。
悩んでいる方は、一度レッスンを受けてみたり専門家に見てもらうと、自分では気づけないアドバイスをもらえますよ。
アンブシュアが安定してくると、どんどんエアロフォンが楽しくなってきます。
一緒に楽しみましょう!